ご覧いただきありがとうございます。住宅収納スペシャリストのmaikaです👩
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は、少し離れた実家に久しぶりに帰省してきました。
母から「家の中を綺麗にしたい」「アドバイスが欲しい」と言われていいたので、気合を入れて帰省しましたが・・・・・
何もできずに帰ってくることになってしまいました。
実家の状況
実家は一軒家 築40年~50年
7LDK
父と母と妹が三人で住んでいる
収納は押入れがメイン ほとんどの部屋についている
母親が手作り家具が好きで、オーダーメイドの家具が多いが使いこなせていない
モノの持ち方
何かを買うことに抵抗感がなく、常に何か物が入ってきている状態
母も父も仕事を続けているので、経済的に余裕がまだある
母が洋裁が好きで、洋裁グッズが多い
父親は趣味がなく、仕事の書類などが多い
食品が多い
家が片付かない原因
- 父親のこだわりが強く、食品を勝手に処分できない
食料品を買うことや食べることが大好きな父親は食料品を大量に買うことが好きです。賞味期限をあまり気にしていなく、食料品を処分することを嫌がります。キッチンの作業台には常に食べ物が並んでいて、冷蔵庫の中も何が入っているのかわからない状態が日常です。
- 家族の感性が鈍っているため、片付いていないことに気づいていない
リビングボードはなんでも置き場になっていますが、誰も違和感を持っていなく、私が「きれいにしよう!」と声をかけると「きれいだよ」と言い返されてしまいます。みんなが集まるリビングの収納がグチャグチャの状態だと「心が休まらないでイライラの原因」になります。リビングボードをよく見ると、何に使っていいかわからない収納ボックスが特等席に置いてある状態です。
- 家の中にルールがなく、どこに何があるのかがわからない
なんでも使った場所に置くことが家族の癖で、キッチンの作業台に母の洋裁グッズが置いてあったり、ありとあらゆるところに化粧品が置いてあったり、まずは「収納のルール」づくりが必要です。更に床にモノがあることが当たり前で、掃除機をかけられる床面積が狭くなっています。
- とにかくモノが多い
捨てられないことも問題ですが、父親の「もらい癖」が必要でもないモノをただ増やしていて、日常生活に影響しています。旅行先の「歯ブラシ・お茶」が散乱してあって、誰も手に付けられない。その歯ブラシはいつ使うのだろうか?母はモノが多いことに気が付いていない。
- 掃除が苦手
母親が片づけと掃除が大嫌いで、掃除=掃除機かけ と思っています。キッチンの拭き掃除をするとか、家具の埃を取ることはほとんどしていません。整理することがとても苦手で、例え食料品が多くても「整理」ができていれば管理することは可能です。掃除がしやすい家は片付いている家です。
解決策は?
今回は私の滞在は5泊6日と短期間で、片づけができた時間は3時間だけでした。
ただただ無念としか言えない片づけでしたが、できることをしてきました。
私がしたことはキッチンの作業台と収納の整理です。整理といっても自分の家のように「手放す」ことはできません。母に一つ一つ確認をして慎重に手放していきました。
次に分類ごとに分けていきました。父が集めたお茶をまとめたり、母の洋裁グッズを集めたり、この作業をすることでかなりスッキリしました。最後に調味料を収納棚に入れることで作業台はほとんどモノがなくなっていました。
使ったらその場所に戻す収納にして、洗面台周りの収納をスッキリ!!家族それぞれ使う歯磨き粉が違うため、歯磨き粉を置く場所と、ブラシなど身支度グッズを入れるカゴを置きました。
光る場所を増やす
私の実家ではありますが、あまり帰らない私の価値観でモノを動かすことも手放すこともできません。私が整理をすることはほとんど不可能です。更に、モノの整理は「住人」がすることで物が多いことに気が付かないと何にも意味がありません。
なので、3時間の半分くらいはただただ拭き掃除をしました。食器棚を綺麗に磨いたり、収納ラックを拭いたり、「ピカピカ光る場所」を増やし、せめて母に「きれいにしたい」と思ってもらうことに専念しました。
母親は拭き掃除が嫌いといって、全く手入れをしません。でも「掃除の洗剤」はたくさんあります!
母の変化
元々片づけに興味を持っていた母親は、片づけと掃除を始めました!
洗面台の歯ブラシ収納を綺麗に掃除して、歯ブラシの整理をしていました。
私が少しだけ整理をした収納ラックを見て「ほんの少しの手入れでスッキリ見える」といっていました。
片づけをするきっかけはなんでもいいですが、きれいになった我が家を見ることが一番効果があるかもしれません。
何から手を付けたらいいのかわからないときは?
モノが多すぎて、何から手を付けたらいいかわからない・・・そんな時は
片づけたい場所を拭いてみる
ゴミを見つけてみる
なんでもいいから手に取ってみる
小さなことから始めることをお勧めします。
今回は実家の片づけはこれが2回目ですが、本当に難しいです。同居しているならもっとしてあげられることがあるかもしれませんが、一年に2,3回しか帰らない私が私自身の感覚で判断することはできません。
でも、せめての親孝行として「きれいな空間」で過ごしてほしいと思うこともあり、歯がゆい思いをしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。